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映画『火花』が絶対に売れる3つの根拠とあらすじ

芥川賞を受賞したピース又吉作の『火花』。

それが、11月から実写映画が公開されます。

 

283万部の異例の大ヒットとなった『火花』が映画でも売れるのか?

 

それを検証していきます。

 

あらすじ

売れない芸人徳永は、

 

天才肌の先輩芸人神谷さんに出会い、

 

彼を師匠とする。

 

それに伴って、神谷さんの伝記を書くことを頼まれ、

 

徳永は彼との長い、濃い毎日を過ごすことになる。

 

そのなかで徳永が目にする、

 

笑いとはなにか、芸人とはなにか、

 

そんな人間の根本に立ち返る作品。

 

『火花』は映像で映える

『火花』の映画が売れると思う一つの理由は、

 

非常に映像で映える作品だということだ。

 

迫力のあるライブシーン、

 

はちゃめちゃで破天荒な神谷さんの行動、

 

芸人独特の掛け合いや、間のとり方、

 

作品を読み進めていくと、

 

何度も頭に映像が浮かんでくる。

 

これが、実写映画で描かれたら、

 

小説の比にならないくらい、

 

ボクらの心に残る作品になるにちがいない。

 

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芸人だけじゃない、すべての人が共感する生き方

本作は芸人二人が主人公だ。

 

しかし、作品を読んでいくと、

 

たとえ芸人を目指していなくとも、

 

神谷さんの生き方に、

 

徳永の考え方に、

 

ボクらは共感せざるを得ない。

 

あるシーンで、徳永と神谷さんが芸人という仕事に関して、

 

意見を対立させるところがある。

 

そのころ、テレビ番組の出演が増えてきた徳永、

 

しかし、彼は自分が面白いと思うお笑いをやるのではなく、

 

大衆受けするようなネタをやっているだけだった。

 

でもそれでも見てもらえないよりはいい、

 

実力主義の世界の苦しさ、厳しさを、

 

十分に理解した上での選択だった。

 

しかし神谷さんは、

 

そんな徳永を面白くないという。

 

徳永はもっと面白い、それなのに勿体ないと。

 

だが神谷さんの面白いと、

 

大衆の面白いが、必ずしも一致するとは限らない。

 

自分のやりたいことと、世間が求めることの差異。

 

社会に出た人間なら、誰しもが経験することではないだろうか。

 

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夢物語でもハッピーエンドでもない結末にリアルがある

徳永の芸人人生は、少しテレビに出た程度だが、

 

徐々に仕事が減っていくというところで、

 

自分と相方の今後を考えて、

 

芸人を引退することを決めることで終わる。

 

芸人として大成するわけでもない、

 

何か特別な賞をとるわけでもない、

 

しかし徳永は、日の目を浴びない数多くの芸人たちがいてこそ、

 

この業界が成り立っていることを、

 

その身で語っているのである。

 

そこには、確固たるリアルがある。

 

そして、今のこの社会が求めているのは、

 

頑張れば成功するとか、

 

将来には明るい生活が待っているとか、

 

そんな夢物語ではなくて、

 

このまま行ったらどうなるんだろうという、

 

未来へのリアルな答えだ。

 

又吉は、それに徳永という一人の男をして語らせている。

 

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以上、『火花』が売れると思う理由を書いてみました。

 

実際にどうなるかは分からないので、ぜひ劇場に足を運んでみましょう。

 

実際に原作を読んだボクは、

 

本当に感動しました。

 

感動したというよりも、

 

心に爪痕を残されたと言った方がいいかもしれない。

 

そんな『火花』です。