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おすすめの面白い恋愛小説17選! 大人がハマる作品集

ノルウェイの森/村上春樹:「世界の村上春樹」が紡ぐ巨編

僕にはどうしても忘れられない過去があった。

それは、直子とキズキと過ごしたかけがえのない時間、そしてキズキが自殺してからの、キズキのいない大学生活。

キズキがいなくなってから、すべてが変わった。もちろん、直子も。

1969年、20歳になろうとしていた僕の、どこかありふれた毎日は、限りない喪失感と哀しみでいっぱいだった。

そんな僕と、僕を取り巻く直子、同級生の緑、レイコさんたちによる淡々と切ない物語。

東京タワー/江國香織:「恋」よりも「愛」をもとめた青年たちの物語

大学生の主人公「透」と「耕二」。

 

女っ気のない透に対し、彼女をとっかえひっかえしながら遊びまわる耕二。

 

まるで正反対のように見える二人にはある共通点があった。

 

 

それは、「人妻を愛してしまう」ことだった。

 

これは、東京タワーの下ですごす、ふたりの青年の、「恋」ではなく「愛」を求める物語だ。

 

 大学生の透は恋の極みにいた。

 年上の詩史と過ごす甘くゆるやかなひと時、世界はみちたりていた。

 恋はするものじゃなく、おちるものだ。

 透はそれを、詩史に教わった。

 一方、透の親友・耕二は、女子大生の恋人がいながらも、蠱惑的な喜美子に夢中だった。彼女との肉体関係に……。

 夫もいる年上の女性と大学生の少年。

 東京タワーが見守る街で、二組の対極的な恋人たちが繰り広げる長篇恋愛小説。

「東京タワー」の感想は【小説 感想】江國香織「東京タワー」が本当に面白い4つの魅力を読んでみよう!

LOVERS:9人の恋愛作家による究極の短編集

 安達千夏、江國香織、川上弘美、倉本由布、島村洋子、下川香苗、谷村志穂、唯川恵、横森理香ら9人の恋愛作家たちによる短編集。

 

思わず続きが読みたくなってしまう物語、読了した途端に絶句してしまう作品の数々。

 

手軽に恋愛小説を読みたい人にはぴったりのアンソロジー。

 

博士の愛した数式/小川洋子:80分しか記憶のもたない博士

博士の記憶は、80分しかもたない。

 

家政婦の私が派遣されたのは、かつて有名な数学者だった博士の家だった。

 

博士の記憶は、事故にあった30年前で止まっている。

 

新しい記憶も80分しかもたない。

 

胸ポケットには、何とか生活をするためのメモ用紙でいっぱいだ。

 

そんな博士の美しい数学のお話と、博士と真摯に向き合う私、そして博士の息子ルートくんとの切なく、どこか胸を掴まれる物語。

 

十六歳たちの夜/谷村志穂:誰もが思い出すと、胸がきゅっとする日々

ちょっとした日常が、すべて特別なものだった。

 

十六歳、そのときの気持ちを、今はどれだけ思い出せるだろうか。

 

あの頃に戻りたくとも、戻れない。

 

大人になりすぎた私には、もう同じようにたのしめないだろう。

 

そんな読むたびに胸がきゅっとする一冊。

 暴走族、妊婦、理容師見習い……。

 多恵子の通う夜間学校の生徒たちは、誰もが半分大人、半分子供の顔を持つ。

 氷のように固く心を閉ざしている同級生のタカシを、多恵子は自らの心と体で癒してやりたいと願う。

 女性として生きる決意と葛藤を鮮烈に描く。

 ベストセラー『十四歳のエンゲージ』を凌ぐ感動と共感。

オレンジデイズ/北川悦吏子:ひとことでは語れない恋がここにある

大学4年の最後の年、主人公結城櫂は、耳の聞こえない少女萩尾沙絵と出会う。

 

彼女の奔放な性格に振り回されながらも、次第に明らかになる彼女の過去、彼女の口から語られる葛藤に、櫂は少しずつ心を惹かれていく。

 

青春とか、友情とか、恋とか、そんなひとことでは語りきれない、真っすぐな物語。

 大学4年の春、就職活動に明け暮れる結城櫂は、キャンパスでバイオリンを弾く萩尾沙絵に出会う。

 しかし、彼女は耳が不自由だった。

 櫂の仲間、翔平と啓太、沙絵の親友・茜の5人は、「オレンジの会」を発足。

 それぞれ将来について悩み、落ち込み、時にはけんかをし、彼らはかけがえのない季節を共に過ごす。

 それは友情から愛情に変わる時間でもあった。

冷静と情熱のあいだ/江國香織・辻仁成:巨匠二人が紡ぐ運命の糸

「約束してくれる? 10年後に、またフィレンツェのドゥオモで」

 

その約束をした数か月後、順正とアオイは絶縁した。

 

しかし、それから8年経った今でも、順正の耳には、あの時のアオイの言葉が残っている。

 

対してアオイは、既に新しい人との新たな人生を始めたばかりだった。

 

だが、ふとした出来事を境に、あの約束を思い出す。

 

もうとっくに失われたはずの約束、イタリアのフィレンツェで交わされた愛の台詞。

 

江國香織と、辻仁成のコラボレーションでおくる、交わるようで交わらない男女の熱く冷たい物語。

 穏やかな恋人と一緒に暮らす、静かで満ち足りた日々。

 これが私の本当の姿なのだろうか。

 誰もが羨む生活の中で、空いてしまった心の穴が埋まらない。

 10年前のあの雨の日に、失ってしまった何よりも大事な人、順正。

 熱く激しく思いをぶつけあった私と彼は、誰よりも理解しあえたはずだった。

 けれど今はこの想いすらも届かない――。

 永遠に忘れられない恋を女性の視点から綴る、赤の物語。

 

 あのとき交わした、たわいもない約束。

 10年たった今、君は覚えているだろうか。

 やりがいのある仕事と大切な人。

 今の僕はそれなりに幸せに生きているつもりだった。

 だけど、どうしても忘れられない人、あおいが、心の奥に眠っている。

 あの日、彼女は、僕の腕の中から永遠に失われてしまったはずなのに――。

 切ない愛の軌跡を男性視点から描く、青の物語。

サヨナライツカ/辻仁成:巨匠「辻仁成」の代表作

 愛とは何だ、生きるとは何だ、そして死ぬとは……。

 

巨匠「辻仁成」が一冊の文庫本を通じて、人生をかけて人を愛する姿を書き尽くす。

 

重い設定ながらも、自然と読みやすい文体で、読書初心者にもおすすめ。

 

”好青年”とよばれる豊は結婚を控えるなか、謎の美女・沓子と出会う。そこから始まる激しくくるおしい性愛の日々。二人は別れを選択するが二十五年後の再開で……。愛に生きるすべての人に捧げる渾身の長編小説。

 

初恋彗星/綾崎隼:好きだった君はもう二度と戻ってこない。それでも

 

前半は、主人公「逢坂柚希」と彼を取り巻く仲間たちとの青春ストーリー。

 

しかし、後半、久しぶりにヒロイン「舞原星乃叶」と再会したときから、物語は一気に急展開を迎える。

 

好きだった彼女が、記憶を失ったとしても、人は愛し続けられるのか。

 

恋の美しさ、友情の重さ、現実の非情さ、彼らの身の丈にはいっぱいいっぱいの物語に、ボクらは胸を締め付けられる。

 ある夜、逢坂柚希は幼馴染の紗雪と共に、重大な罪を犯そうとしていた舞原星乃叶を助ける。

 彼女は紗雪の家で居候を始め、やがて、導かれるように柚希に惹かれていった。

 それから一年。

 星乃叶が引っ越すことになり、次の彗星を一緒に見ようと、固い約束を三人は交わす。

 しかし星乃叶と紗雪には、決して柚希に明かすことの出来ない哀しい秘密があって……。

 精緻な構成で描かれた、狂おしいまでのすれ違いが引き起こす、『星』の青春恋愛ミステリー。

綾崎隼を知るには【小説 感想】作家「綾崎隼」をおすすめしたい3つの理由を読んでみよう!

肩ごしの恋人/唯川恵:「愛」とは、「美」とは。

何度も結婚しては離婚を繰り返す青木るり子と、彼女の腐れ縁早坂萌。

 

るり子の三回目の結婚相手は萌の元彼だった。

 

るり子が求めるのは結婚なのか、恋なのか。

 

萌が求めるのは愛なのか、恋なのか。

 

突如始まったるり子と萌の共同生活、そしてそこに転がり込む15歳の少年。

 

謎の三人暮らしの中で進む様々な恋の物語。

 

果たして恋は、真正面から向かっていくべきなのか。

 

それとも肩ごしか。

左岸/江國香織:半世紀に渡る男女の長編大作・女性編

寺内茉莉の世界は、9歳の時、大好きな兄・惣一朗が自殺してから大きく変わってしまった。

 

隣の幼馴染・祖父江九とは疎遠になった。母はイギリスに留学してしまった。そして兄はいなくなった。

 

そんな博多の町から出ていくために、17歳の茉莉は、二つ上の彼氏と一緒に東京へ駆け落ちする。

 

そこからめくるめく茉莉と、周囲の男たち、そして祖父江九との、半世紀に渡る大河物語が始まる。

 

左岸と右岸。これは、寺内茉莉から見た、左岸の物語。

 

「左岸」の感想は【小説 感想】江國香織『左岸』に愛と人生を考えさせられるを読んでみよう!

右岸/辻仁成:半世紀に渡る男女の長編大作・男性編

 祖父江九は、複雑な家庭環境に生まれた。

 

幼少期から父親がおらず、多くの時間を祖父母と一緒に過ごした。

 

しかし九は寂しくなかった。それは隣人の寺内茉莉とその兄惣一朗と家族のように遊んでいたからだ。

 

だが、それも惣一朗の死をきっかけに大きく覆される。

 

そして九は旅に出、次第に超能力の才能に目覚め始める。

 

様々な苦悩の果てに、九が見つけたものとはいったい、そこには茉莉はいるのか。

 

右岸と左岸。これは祖父江九から見た右岸の物語。

 

ベリーショート/谷村志穂:甘酸っぱい17歳の恋の短編集

 17歳を描いたら右に出る者はいない、谷村志穂。

 

片思い、ともだち、いじめ、切なく淡い思い。

 

大したことがあるわけじゃないのに、生きるのはとっても大変なことだ。

 

リアルな高校生の毎日を映し出す甘酸っぱいベリーショート26篇。

きらきらひかる/江國香織:恋愛小説の大家の代表作

江國香織の代表作と言えば、『きらきらひかる』だ。

 

突飛な設定から描かれるのは、特殊な世界でも、非現実的な世界でもない。

 

私たちの日常の中で誰もがぶつかる、恋の、愛のくるおしさである。

 

私たちは十日前に結婚した。しかし、私たちの結婚について説明するのは、おそろしくやっかいである――。笑子はアル中、睦月はホモで恋人あり。そんな二人は全てを許し合って結婚した、筈だったのだが……。 

ぼくは明日、昨日のきみとデートする/七月隆文:語り継ぐべき名作

 10代、20代から圧倒的な支持を受ける本作、だからこそ大人にもおすすめしたい。

 

謎の運命で引き寄せられた二人の、切なくも甘い恋愛ストーリー。

 

彼女の秘密を知った時、あなたはきっと、最初から読み返したくなる。

 

中毒必須の名作。

 

京都の美大に通うぼくが一目惚れした女の子。高嶺の花に見えた彼女に意を決して声をかけ、交際にこぎつけた。気配り上手でさびしがりやな彼女には、ぼくが想像もできなかった大きな秘密が隠されていて――。「あなたの未来がわかるって言ったら、どうする?」

思いわずらうことなく愉しく生きよ/江國香織:三姉妹の自由で奔放な恋愛小説 

 長女・麻子、次女・治子、三女・育子はそれぞれ全く違う性格の持ち主だった。

 

もちろん、恋のしかたも。

 

麻子は結婚七年目だが、DV生活から逃れられない、というより逃れようともしていない。

 

治子は、仕事も恋も手を抜かない系女子。

 

対して育子は、簡単に肉体関係を持ってしまう自由すぎる女の子。

 

三人にはそれぞれ自分の生き方がある。

 

それらはどれも一理あり、欠点だらけの生き方だ。

 

だが、ともに育った家での時間と記憶が、彼女たちをのびやかにする。

 

次は【感想・ネタバレ】住野よる『君の膵臓をたべたい』を読んでみよう!

次は重松清/『とんび』の感想・読めばきっと、父の顔がみたくなる。を読んでみよう!

次は【日本SF大賞】移住惑星の逆さ年代記。新井素子『チグリスとユーフラテス』の感想を読んでみよう!