ボクらは自由な大学生を謳歌する

現役筑波大学生がプロブロガーになるお話

follow us in feedly

日本のベーシックインカム導入を実現する。松尾勉氏の提言を解説!

f:id:superwriter:20170711092849j:plain

発端はこの記事。政治家の松尾勉さんの提言です。

そもそもベーシックインカムとは何か。「最低限の生活保障」や「基本所得の保障」的意味合いでとられる方が多いと思いますが、今のところ明確な定義はありませんし世界で導入している国もありません。最も具体化に近いのはフィンランドであり、毎月560ユーロ(約7万円)を2,000人に配布するという導入試験が行われています。これは行き過ぎた行政の肥大化を抑止するのが一義的な政策目的と言われています。

 

しかし実は、このベーシックインカムを掘り下げていくと日本こそ最も劇的な効果が見込めることが分かってきます。とりわけ、高齢化に伴う社会保障政策の限界、個人消費が伸び悩む経済状況の改善、格差の是正に大きく寄与する政策となりえます。また、「成長か分配か」、「積極財政か財政再建か」という二項対立を超えて「成長と分配」「積極財政で財政再建」の両立をもたらし、行政改革まで可能となるのです。

 

◎配布の内容

対象:全成人国民(約1億人)
金額:毎月8万円(年間96万円)

 

◎制度の財源など

行財政の改革:公務員給与の一律削減、省庁や役所の整理統合、生活保護制度廃止、基礎年金はベーシックインカムに置き換え(厚生年金は残す)
消費税の変更:8%から20%へ、全体を個人ベーシックインカム税に変更
法人への新税:法人ベーシックインカム税創設(従業員数に応じた一段目(約月4万円/一人)と会社規模に応じた二段目(大企業課税))、最低賃金や雇用保険の廃止・見直し、年金保険料企業負担の一部廃止、配偶者控除等の廃止

この提案、非常に現実的な制度ですね。

ただし問題になってくるのは、消費税増や、高額年金受給者からの不満(結果的な受給額が減るため)、厚生労働省のリストラなどですね。

個人的には大した問題ではないと思いますがね。

高額年金受給者からの不満なんて「若者からお金を搾取して楽に暮らしたい」と言っているようなものです。

国民年金制度ほど、少子高齢化の時代に合わないものはないです。

 

その他に松尾氏は、勤労意欲の低下について問題提起をしています。

確かに、勤労意欲については影響が懸念されます。現にフィンランドで行われている社会実験は勤労意欲の検証も兼ねるものなので注意深く見守る必要があります。さらに、我が国でもより確かな検証を制度導入前に行う必要があると考えます。

 

また、そもそも還元するくらいなら払いたくないという考えもあります。しかし、高齢化や人口減少は待ってくれません。財源がなければ制度を縮小するしかありませんがそれでは格差は拡大し社会不安が増大する。現状維持でも縮小不均衡でもない第三の道、それがベーシックインカムなのです。

ただし、ベーシックインカムにかなりの効果があることは間違いないのです。

少し長いですが、とてもきれいにまとまっているのでそのまま引用。

① 個人消費の喚起

個人消費の伸び悩みは日本の大きな課題でした。ベーシックインカムの導入により、特に若年層の個人消費は劇的に増えるものと考えますし、基礎年金制度が税方式のベーシックインカムに変更されることにより将来不安も解消されます。

② 社会保障改革

年金政策は、高齢者の増加と生産年齢人口の減少におびえる必要がなくなります。引き続き医療や介護の課題は残るものの、社会保障政策の課題解消の一手となります。

③ 行政改革

税金の行く先に憤りを覚える人は多いことでしょう。天下りや消えた年金、昨今の学校法人の問題等。ベーシックインカムはこの「中間搾取」を減らすことに貢献します。例えば生活保護や基礎年金制度が廃止され窓口業務が不要となります。税務署や労基署、社会保険機構、市役所などの業務が整理統合されることになります。

④ 格差対策

低所得者対策としても、ベーシックインカムは最低限の生活保障になりえます。またブラック企業に勤める人々を解放し、雇用保険の期限切れを心配する必要もなくなります。なによりも自らの納税を自らに還すことが土台であるから配布されるものに恥を感じる必要がありません。尊厳ある格差対策となります。

現代社会においてはかなり的確な提案であります。

これほどのしっかりとした意見はこれが初めてでしょう。

ボクの主張としては、一刻も早くベーシックインカムを導入すべきだということですが、こうした多くの人間からの主張が重なり合ってこないと、理想のベーシックインカム像から、実現可能なベーシックインカムには発展しないとも思います。

まずは議論を活発に交わしましょう。

 

さて沖縄では給付型奨学金が出るようです。

これもベーシックインカムに近い問題。

相互作用は間違いなくあるので、一緒に考えていくべきです。